ゲーミングPCのメモリは16GBでも十分かな?
こんな疑問にお答えします。
BTOメーカーのゲーミングPCはほとんどが16GBか32GBの2択になります。
16GBか32GBによってPCの価格も5千円~1万円前後上下するため違いを知りたい方も多いと思います。
結論から言うと
予算があるなら32GBを選んだ方がいいと思います。
特に長くPCを使おうと思っている人は32GBにしておくと困ることがなくなるでしょう。
とは言っても初心者は予算で決めるのが間違いないと思ってます。
そもそもメモリとはどういうパーツか?詳しく理解しておくとメモリ容量もより選びやすくなるためその辺も踏まえて紹介していきます。
そもそもメモリとは?
メモリの概要
PCのメモリは、コンピューターでデータを一時的に保存するためのパーツで、主にRAM(ランダムアクセスメモリ)として知られています。
メモリは、CPUが直接アクセスして読み書きを行うことができるため、プログラムの実行や作業中のデータを保持するのに使用されます。RAMは揮発性メモリであるため、電源が切れるとその中のデータは失われます。これとは対照的に、HDDやSSDなどのストレージデバイスは非揮発性で、電源がオフになってもデータを保持します。
メモリは、PCの処理能力やマルチタスクの効率に大きく影響します。メモリが大きいほど、より多くのプログラムやデータを同時に処理することができ、システムの反応速度や実行速度が向上します。
よりわかりやすく
ここまでの説明は少し難しいと思います。
誰でもわかるように教えてほしいな
メモリでよく例えられるのが「机の広さ」です。
勉強する時に机が小さく狭いと教科書を少ししか広げることができず、机を整理しながら勉強しなければいけません。
ですが机が広いと教科書をたくさん並べることができるため机の整理は勉強が終わった後でもOKです。
PCのメモリも同様で容量が多ければ多いほど情報をたくさん広げることができるため快適に使えます。
ただメモリ容量が少ないとソフトやゲームをいちいち閉じながら使ったりしなければいけない場合があるためかなり不便に感じると思います。
SSDとは別
たまに勘違いしている人を見かけますがSSDとメモリがごちゃ混ぜになっている方がいらっしゃいます。
SSDはストレージで長期的に保存する役割があります。
メモリは一時的に記憶しているだけで長期的に保存する役割はありません。
SSDを選びたい場合は「【選び方】SSDのゲームに適したベストな容量や注意点は?」を参照してください。
メモリが足りなくなると
メモリが足りないと動作にかなり支障がでるよ
ではどんな感じで支障が出るのか以下の動画を参考にしてください。
背景が映し出されていなかったりカクついたりしていますね。
筆者も初めてゲーミングPCを購入した際、メモリ不足でゲームをプレイしたことがありますがもっとカクついていてまともにプレイできる状態ではありませんでした。
(結局その後散々調べてメモリを増設するはめに…)
プレイするゲームを調べてメモリが足りないといった状況だけは作らないようにしましょう。
16GBか?32GBか?ゲーミングPCのメモリの選び方
自分に合ったメモリを選ぶ
メモリ容量に正解はありません。
なぜなら人によって用途が違うからです。
そのため一度PCを使ってみてから自分に合ったメモリ容量を見つけ出すのが一番だと思っています。
ゲーミングPCを使っていくとゲーム以外の用途として使うことも自然に増えてやりたいことも変わってくるなんてこともよくあります。
とは言っても最初の1台目は自分に合っているか合っていないかもわかりません。
そういう場合は冒頭でもお伝えした通り予算によって選ぶのが最適です。
1台目を使っているとなんとなく自分に合ったPCがわかるようになるよ!
予算で選ぶ場合
予算がある場合は32GBを選ぶのがおすすめです。
逆に、予算が限られている場合は16GBでも十分だと思います。
ただ16GBだと厳しいゲームもあるので自分のプレイするゲームや用途などを理解して16GBにしたほうがいいです。
プレイするゲームのメモリ使用量を調べておく
プレイするゲームが決まっている場合はメモリ使用量を調べておきましょう。
調べる際は最低スペックではなく推奨スペックを参考にしたほうがいいです。
推奨メモリ使用量
- Monster Hunter: World→8GB
- 龍が如く8→16GB
- Palworld / パルワールド→32GB
- エーペックスレジェンズ→8GB
- ELDEN RING→16GB
- デッドバイデイライト→8GB
- ホグワーツ・レガシー→16GB
- PUBG: BATTLEGROUNDS→16GB
- Cities: Skylines II→16GB
- サイバーパンク2077→16GB
- オーバーウォッチ 2→8GB
- Grand Theft Auto V→8GB
- Street Fighter 6→16GB
- 鉄拳8→16GB
- タルコフ→12GB
- フォートナイト→16GB
- Valorant→4GB
大抵のゲームは16GBあれば足りると思います。
ただ「タルコフ」、「パルワールド」など一部のゲームでは32GBないと厳しいゲームもあるためやはり32GBにしておくのが無難です。
(タルコフは推奨12GBだけど32GBないとキツイ)
これから発売されるゲームも32GBないとキツイかもね
推奨スペックはGoogleで検索すれば簡単に出てきます。
より詳細に知りたい場合はYoutubeなどで調べると検証している人がいるかもしれないので試してみてください。
マルチタスクに使うか
配信や動画編集、高不可ソフト複数展開などマルチタスクに作業する場合もメモリの容量が少ないと動作に支障が出ます。
これらの作業をする場合はもはや32GBでも足りない可能性すらあり64GBや128GBも視野に入れる必要があります。
けど「ちょっと興味がある」、「いつかはやってみたい」
など関心を抱いている状態だったら32GBでも十分だと思います。
高負荷のソフトを複数展開だと16GBではおそらくまともに作業できないはずなので。
64GBや128GBは32GBでも足りないと思ったら導入するのがいいよ!
ゲーム以外の利用法は以下の記事を見て興味がある作業があるか参考にして見てください。
>>【ゲーミングPC】ゲームしないけど買うのはあり?ゲーム以外の利用法
メモリ容量が多いと雑に使える
メモリ使用量がギリギリだとゲームを開きながら他ブラウザやソフトを立ち上げたりすることができなくなります。
ゲームを開くためにいちいちブラウザやソフトを閉じて起動しなければ行けないため面倒です。
そんな時メモリ容量が多いといちいちメモリ容量を気にしながら使わなくて良いためストレスは感じにくくなり結果PCが使いやすくなります。
つまり雑にPCを使えて楽です。
筆者としてはPCやスマホでストレスを感じるのは避けたいのでメモリ容量は多くしたい派です。
自分みたいな掃除が苦手な人にとって雑に使えるのは大きいね。
安くメモリ容量を増やすには?
BTOでカスタマイズする
BTOメーカーで購入する場合カスタマイズで容量を増やせます。
後から増設する方法のほうがコスパは高いですが4枚挿しになってしまうため性能低下する可能性があります。
他にもメモリ増設のリスクや時間も取らずに済むため面倒な場合はカスタマイズで増やすのが手っ取り早いです。
初心者はカスタマイズしてもらうのが良いかもね
後から自分で増設する
一番安くメモリ容量を増やせる方法が自分で増設することです。
増設の場合使ってみてから容量が必要か不必要かを判断できるという点で優れています。
他にもBTOのカスタマイズで増設するよりも自分で増設したほうが安くすみます。
メーカー | 増設する容量 | カスタマイズにかかる金額 |
---|---|---|
ドスパラ | 16GB→32TB | +10000円 |
パソコン工房 | 16GB→32TB | +6400円 |
ツクモ | 16GB→32TB | +12100円 |
マウス | 16GB→32TB | +15400円 |
FRONTIER | 16GB→32TB | +5500円 |
ただしBTOのPCだとメモリが既に2枚取り付けられている場所に2枚足すことになるためメモリの速度に影響が出る場合があります。
メモリの速度を気にする人はBTOでのカスタマイズのほうが良い場合もあります。
メモリを増設する場合はマザーボードにメモリの空きスロットがあるか確認してね!
確認方法はWindows左下の検索欄に「dxdiag」と入力し対象のソフトを開き、「システムモデル」という箇所にマザーボードの型番が記載してあるためGoogleで検索すると詳しい空きスロットがわかります。
まあ、最悪調べなくても最近のゲーミングPCであれば空きスロットはあるはずです。
メモリは16GB、32GBどちらがゲーミングPCに適してるかまとめ
- 一度PCを使ってみて自分に合ったメモリ容量を見つけるのがベスト
- 予算があるなら32GBを選んでおくのが無難
- 予算が限られているなら16GBでもOK
- ゲームやPCの用途によっても変わる
- メモリ容量が多いと雑に使えて便利
- 安くメモリ容量を増やすにはカスタマイズか自分で増設
色々と紹介しましたがやはり自分に合ったメモリ容量を見つけるのが間違いないと思っています。
これはメモリに限らずPC選びにおいてかなり重要です。