このゲーミングPCはCore i5搭載しているから快適にゲームができそうだ
ちょっと待って!
そのCPUの型番を教えて
「Intel Core i5 9400F」って書いてあるね
それ5年前のCPUだよ…
5年前!?じゃあゲームを快適にプレイするならどのCPUがいいの?
こんな疑問にお答えします。
結論からいうと
CPUの型番の知識をつけCPUを選ぶのが間違いないです。
逆にCPUの型番を見れないと騙され損します。
実際に自分もその一人で過去CPUの型番がよく分からずに損してしまったなんて経験があります。
CPUの型番読むなんて難しそうだよ
実はめちゃくちゃ簡単です。
5分あれば覚えられます。
それも踏まえてCPUの選び方を教えます。
ゲーミングPCはi5で十分?それだけで判断できない理由
i5とi7の違いを検証
実際にゲーミングPCを使って「i5」と「i7」がどのくらい違うのか検証していきます。
「CINEBENCH R23」というソフトを使って検証していきます。
「CINEBENCH R23」はマルチとシングル2つのスコアがありどちらも数字が高いと性能が高いということになります。
i5の検証
今回検証したのは「intel core i5 13500」というCPUです。
マルチコアが「14907pts」
シングルコアが「1743pts」
という結果になりました。
i7の検証
続いて「intel core i7 11700F」というCPUです。
マルチコアが「8754pts」
シングルコアが「1425pts」
という結果になりました。
i7よりi5のほうがスコアが上だったね
i7よりi5のほうが性能が高いのはなんで?
i5のほうが性能が高い理由
実際に初心者だとよくある間違えで例えば「Core i9だから性能を期待していたものの思っていた性能と違った」なんてことがありえます。
確かにCore iの後につく数字はシリーズ名となっており性能の指標となるのは間違いではないです。
ただどっちかというとシリーズ名よりシリーズの世代のほうが重要となってきます。
世代などのスペックは型番を読めばすぐに分かります。
i9だからといって必ず性能が高いわけではないよ
ゲーミングPCのi5で十分か見極める方法
型番の読み方
型番は大体以上のような構成になっています。
5つに別れていて難しそうですが実際重要なのは3つだけなので実は簡単なのです。
その3つとは以下のようになります。
- シリーズ名
- 世代
- カテゴリ
シリーズ名
シリーズ名は「i5」や「i7」などのグレードのことで数字が高ければ高いほど性能が上がります。
ここまではなんとなく理解している人も多いと思います。
世代
そして次に見落としがちな世代です。
シリーズ名の後の最初の2文字を見れば判断できます。
上記の型番だと13世代となります。
他に例を出すと「intel i5 12600K」
このCPUの場合は12世代となります。
カテゴリ
カテゴリとは最後の末尾につく文字のことです。
上記の型番だと「F」になります。
「F」は内蔵グラフィック非搭載で通常のモデルよりも余計な機能がないため価格が安くなります。
カテゴリは「K」、「U」など色々種類があってややこしいですが型番の中ではかなり重要なので覚えておくと損するリスクが減ると思います。
型番の詳しい読み方
今回紹介したのはほんの一部です。
この情報を知るだけでもパソコン選びで損することが少なくなります。
ただ紹介した情報だけだと大事な部分を省いているのでより詳しい知識を持っておくのがおすすめです。
詳しいCPU型番の読み方は「【実は簡単】CPUスペックの見方と知らないと損する注意点」でより具体的に解説しています。
今後もパソコンを使っていくなら絶対知っとくべき
ゲーミングPCはi5かi7より世代やカテゴリが重要な理由
世代は種類が多い
現在Intelでは14世代まで出ているので14種類の世代のCPUがあるということになります。
対してシリーズ名は「i3」、「i5」、「i7」、「i9」の4種類しかありません。
14段階に細かく分類されているため世代が大きく離れたときの性能差はシリーズ名より違ってきます。
Intelの旧世代「i7」より新世代「i5」のほうが性能が高いなんてことも全然あるからね
CPUは進化し続けている
IntelのCPUは新商品を発売するときに世代を変更して発売します。
具体的に例をあげると以下のようになります。
旧モデル「intel i5 12600K」
↓
新モデル「intel i5 13600K」
緑マーカーの部分が世代で13世代に変わっていますよね。
新商品は世代のみ進化しています。
シリーズ名やカテゴリは基本的には進化しません。
なので進化し続けてる世代を重要視したほうがいいのです。
IntelのCPU発売周期
IntelのCPUの発売周期はおよそ1年に1回となっています。
メーカー・型番 | 発売日 |
Intel Core iシリーズ第11世代 | 2021年3月 |
Intel Core iシリーズ第12世代 | 2021年11月 |
Intel Core iシリーズ第13世代 | 2022年10月 |
多少前後するので1年に1度同じ時期というわけではありませんが大体の周期は年に1度です。
PCのパーツとしては周期は早いです。
発売スパンが短いと性能もあんまり変わってなさそうだよね…
そんなに性能に違いがないときもあれば大きく変わっているときもあります。
なので世代が新しいから選べば良いというわけではありません。
最近のIntelはあんまり進化を感じないよね
PC購入の際の世代の重要性
メルカリやヤフオクなんかでは シリーズ名である「i7」や「i5」という情報しか知らなそうなユーザーを狙って古い世代のCPU搭載PCを売っているなんてことがあります。
メルカリやヤフオクのPCが危険な理由は騙されやすいからなんだね
知識があって商品の説明文などがしっかり書かれているなら買っても良いかもね
ユーザー間だけではなくBTOや大手メーカーでも低スペック向けCPUを付けていたりするので騙されたくないのであればより正しい知識を付けておくのがおすすめです。
カテゴリも大事
世代ばかり説明しましたがカテゴリも重要です。
カテゴリは「K」や「F」など様々な種類があります。
特に「K」付きモデルのCPUは性能や価格も変わってくるため判別できると便利です。
CPUを選ぶには
型番である程度どのくらいのスペックか判断できるかわかったと思います。
ただCPUを型番で判断するのは最初に説明した3つの要素を意識してください。
意識するべき3項目
- シリーズ名
- 世代
- カテゴリ
これらのバランスを考慮した上で価格を見ながら選ぶと簡単です。
具体的なスコアは以下のようなサイトを見ればわかると思います。
>>CPU性能比較表【2024年最新版】 | PC自由帳 (pcfreebook.com)
>>Cinebench R23 スコア表 (pcrecommend.com)
これはあくまでも大体のスコアなので当てにしすぎないほうがいいです。
やるゲームによって向き不向きのCPUがあるので全てを考慮した上で判断するのは初心者にはまず厳しいと思います。
ゲーミングPCの選び方
ゲーミングPCはGPUとの相性が重要
ゲーミングPCでCPUを選ぶ際にはGPUとの相性が重要となってきます。
相性が悪いとどちらかのパーツがに負荷がかかって上手く性能を発揮できなくなります。
これを「ボトルネック」と表現されています。
ただこのボトルネックはそこまで意識する必要はありません。
ボトルネックはバランスが悪すぎるときに性能が生かされないものでよほど偏ったパーツを選ばない限り大きく影響がでることがないためです。
バランスが悪すぎるというのはGPU最高性能の「RTX4090」とCPUでも最低性能の「Intel300」を組み合わせるとかです。
ここまで行くと極端ですが動作にはかなり影響がでると思います。
GPUの型番も知っておくことでCPUとの組み合わせ方がやりやすくなるので気になったらチェックしてみてください。
>>【5分で学べる】グラボとは何に使われている?性能の見方などの基礎知識
おすすめのゲーミングPC
BTOメーカーならボトルネックもある程度考慮しているので気にする必要はないと思いますが初めてのゲーミングPC選びの場合はかなり迷うことが多いと思います。
ゲーミングPCは用途と予算に合わせて買うのがおすすめです。
ただ初心者の場合ゲーミングPCを実際に使ったことがないため自分に合ったPCを見つけるのは至難の業です。
実際、筆者も最初の1台目は失敗してしまい高い買い物だったので我慢して使用していました。
そんな初心者の人のためにおすすめのゲーミングPCを当サイトで厳選してあります。
用途と予算で選びたい人にはかなりおすすめできるゲーミングPCを揃えたので気になったら見てみてください。
「ゲーミングPCはCore i5でも十分」ではない理由まとめ
- i5やi7より世代が重要
- CPUは型番が見れないと損する
- カテゴリも大事
- 世代は進化し続けている
- グラボとの相性も考慮する
CPUは突き詰めれば選ぶのに種類が多く迷ってしまいます。
ゲーミングPCの場合CPUも大事ではありますがグラボによって性能が決まることが多いため自分の使いたいグラボに合わせてCPUを選ぶのがおすすめです。
予算に関してもグラボを第一に考えましょう。
CPUを選ぶのも深く考えずに買ってしまっても後悔することは少ないと思います。
早く買ってゲームを楽しむ方が大切だと思うのでそこも重要視して選びましょう。